今月のフォト
10月のフォト
来島海峡の途中にあって周囲が3`しかない小島(おしま)です。波方の陸地と島の小さな漁港の間は潮流が早いうえ、島の向こう側をとおる潮と合流して複雑な潮流を作っています。島の北部と中部、南部の3ケ所には日露戦争当時の砲台跡が残っています。ロシア艦隊が瀬戸内に入ってきたときに備えて築かれたようです。砲台に置かれていた28サンチ榴弾砲は、戦時中に取り外されて旅順港の後背に位置する203高地の攻撃に使われています。おかげで旅順陥落につながりました。島には定期渡船に乗って10分ほどで着きます。