10月のフォト
北条港の沖合300メートルにある鹿島です。島には野生のシカが棲息していて、潮どまりには泳いで渡る姿も目撃されています。島の周りは潮が早いので、風早地方の海防の拠点となった時期もあり、山頂には古城のあとがあります。祭りでは櫂練船(かいねりぶね)がでます。二艘の小早船を双頭に仕立てて神輿をのせた船を先導し、鐘と太鼓を打ち鳴らして踊りながら漕ぎ進みます。これは河野水軍が船戦にのぞむ時の様子とも言われています。古くは神功皇后が新羅征伐の戦勝祈願に訪れたとの伝承もあり、海洋航路のうえで重要な場所だったのかもしれません。島への渡船は往復210円で20分おきに発着し、島までは3分ほどです。料理屋や店があり、キャンプ、海水浴もできます 。 |